ジョロウグモ posted by
(C)yamanao999(クモ目 ジョロウグモ科)
秋が深まるにつれて、ジョロウグモの大きな巣が目立ちはじめてきました。
大きな♀に複数の小さな♂が同じ巣で生活している事から「女郎」または「上臈(じょうろう)」が名の由来だとされています。
ジョロウグモ posted by
(C)yamanao999翌日、娘の運動会の合間に自宅に脚立を取りにきたところ、♀に近づく♂の姿が見られたので、運動会の応援をサボってしばらく観察する事に…。
ジョロウグモ posted by
(C)yamanao999♂はそそっと近づき、ご機嫌をとるように密着し、交尾の体勢に入るが、気に食わないタイミングだと脚で払われている。
観察中は食べられる♂はいなかったけれど、運動会から帰って見てみると♂の数が減っていた。
食べられたのか、または別の♀の側に移ったのか…。しかし、符節が欠けた♂の姿も多く見かけるところを見ると命がけなんだと思う。と、翌日に別の巣を観察していたところ、♀に脚をもぎ取られる瞬間を目の当たりにした。
♂は食事をどのようにしているのかも気になります。
獲物がかかると同時に♀は素早く移動し、糸を絡めて食べていますが、♂は周囲で見ているだけです。たまに♀に近づこうとする個体も見かけますが、これは食用なのか繁殖行動が目的なのか?
巣を貼るのも主に♀が行っている様ですが、♂も巣は作れるのでしょうか…。
よく見かけるだけに、真面目に観察した事がなかったので、見られるうちに見ておきたい事がたくさん出てきました。
大きな♀に小さな♂の組み合わせはカマキリもそうですが、日々恐い思いをしながら生きるのは大変だと思いますが、食べられるのも本望なんだろうか…。聞けるものなら聞いてみたい。
石川県金沢市
続きを読む
posted by yamanao999 at 10:00| 石川 ☔|
Comment(0)
|
クモ綱
|

|