ヒメウマノオバチ posted by
(C)yamanao999これまで、このヒメウマノオバチをこんなにたくさん見る機会が無かった。せっかくなので見れるうちはしっかり見ておこうと思い、今日の昼休みはボコボコになったネムノキへ向かった。
ヒメウマノオバチ posted by
(C)yamanao999発見してからしばらく経つのですが、さすがに個体数が減ってきました。既に産卵を終えてその一生を終えてしまったのだと思います。
それでも今日も数匹がこのネムノキにやってきて産卵しようとセンサーで子を宿す場所を探っております。
センサーという書き方をしたのには理由があり、蜂にしては太めで長い触角を常に樹皮に当てて、前後左右に動いている。そして時折樹皮の隙間をかじってみせる。ウマノオバチも同じ行動をしていた様に思います。
さらに
アオスジカミキリの古い脱出口に触覚を当てながら...
そのまま見えなくなるまで奥深く入っていきます。この穴には昼休み中に観察していて3匹入っていき、結局観察していた数十分間出てくる事がありませんでした。先日
OIKAWAさんが記事にしているウマノオバチもこれと同じ行動をしていたとありましたが、産卵管の長さこそ違うものの、その行動は全く同じだとわかりました。ただ、産卵管が短いので、再び出てくる様子も無く、産卵にはかなり長い時間を要しているか、または中でそのまま果てているのではないかとも思いました。先日自分が記事にしたものは樹皮に直接産卵管を刺そうとしたものを確認しましたが、産卵管が短いのでターゲットが近ければどこでも産卵できるのかもしれません。ただ、残念ながら産卵する行為自体確認できていないので確証にいたっておりません。
オオホシオナガバチの産卵
こちらはヒメバチ科の一種であるオオホシオナガバチの産卵。2年前に撮影した失敗作なのですが、硬い松・クヌギ・ケヤキなどの伐採木を飛び交いながら産卵しているところです。したがってヒメウマノオバチも木に産卵管を刺すために僅かながら長い産卵管があると思えます。
ヒメウマノオバチ posted by
(C)yamanao999という事でここ数日の昼休み数十分の観察でヒメウマノオバチの行動が少しワカってきました。この時期に発生するのでカミキリは蛹部屋で既に成虫になっている気もするので、産卵するターゲットの形態はまだ軟らかい成虫なのか、はたまた蛹なのか。または2年1化だとすれば幼虫の可能性もある。どうなんでしょうか。
ひとつの種にしぼって、その行動を観察する事は根気は勿論必要で、せっかちな自分にはあまり向いていないと思ってましたが、やってみるととても楽しいものです。
posted by yamanao999 at 22:43| 石川 ☀|
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