2016年06月19日

イカリモンハンミョウ

イカリモンハンミョウ
イカリモンハンミョウ posted by (C)yamanao999
(甲虫目 ハンミョウ科)

国・県共に絶滅危惧T類であるイカリモンハンミョウはここ石川県・鹿児島県・宮崎県にしか生息していないそうです。ずっと見てみたかったハンミョウでしたが、ようやくタイミングよく観察しに向う機会を得ました。

イカリモンハンミョウ
イカリモンハンミョウ posted by (C)yamanao999

名の由来である「いかり紋」は船のいかりに似た模様からです。独特でしっかりした模様はとても美しいです。

イカリモンハンミョウ
イカリモンハンミョウ posted by (C)yamanao999

また、ハラビロハンミョウ・エリザハンミョウが河口付近で活動しているのに対し、イカリモンハンミョウは河口付近に少々、波打ち際に多く活動して見受けられる。波が来ても多少のものであれば動じる事なくそのまま交尾したり餌を探し歩いているのです。

イカリモンハンミョウ
イカリモンハンミョウ posted by (C)yamanao999

特性としてかなり警戒心が強く、思った以上に近づけません。
100mmマクロでこれが精一杯。できればフィールドの様子を取り込んだ広角マクロ撮影で再挑戦したいところです。

イカリモンハンミョウが生息する海岸
イカリモンハンミョウが生息する海岸 posted by (C)yamanao999

今回、下見がてら朝9時過ぎで日照条件も曇で良好ではない状況で観察しましたが、以前より個体数が増えているのではと感じました。最も昔の様子は確認した事がないのでわからないのですが、色んな方からお話をお聞きした上で予想していたより個体数が多く感じたのです。海岸には餌となるハエなどが発生する海藻がたくさん打ち上げられており、海岸後方には緑も見られます。こうした条件でないと命を繋げていけない昆虫なんだと理解できます。かつては内灘町から羽咋市にも生息していた様ですが、人工的な環境の変化に伴い現在は本当に限られた箇所でしか見られそうにありません。

それにしても予想していたものより個体数が多く確認できるのも、これまで保全活動をされていた先人方のおかげという他ありません。近年は地元の子どもたちも保全に関した活動に参加している事を報道などで目にします。せっかくの機会なので、イカリモンハンミョウが生息している海岸と、生息しない海岸を比較して見る事で違いの明確さを実感し、それをまた伝え続けてほしいと思います。


石川県
posted by yamanao999 at 23:27| 石川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 甲虫目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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