今日は年に1回開催される「ペーパーショウ」に行って勉強してきました。時間があれば必ず行くようにしている。
自分の仕事において、馴染み深い株式会社竹尾・ユポコーポレーション・中越パルプ株式会社の新製品を手にとって確かめられる上に、簡単な見本を手に入れたり、用途についての注意点なども直接お聞きできるので、大変ありがたい展示会である。さらに、加賀製紙株式会社・越前和紙など、業務ではあまり接点が無いながら、いつか利用する事があるかもしれない企業の興味深い商品も手にとって確かめてきた。会場にはそんな熱心なお客さん達が休日返上で紙を楽しみにやって来ている様子が窺えました。
僕のブログを見てくださっている方の多くは写真やカメラの接点なので、紙に関しては詳しいかわかりませんが、簡単に説明すると、「竹尾」の用紙は多くの本の装丁やパッケージなどに用いられており、多分確実に手にとって触った事のある紙質であると思います。多くの写真集やコミックなどの表紙カバー・上製本ハードカバー・見返しなどにもたくさん使用されています。次に「ユポ」は野外に掲示する選挙ポスターや、プラゴミとなる商品に貼られたラベルなどに多く用いられており、こちらも意識は無いながら確実に日常で触っていると思います。「中パ」は雷鳥ブランドで有名な製紙会社ですが、主にコート紙・PPC用紙・新聞紙などで接点があるかもしれません。今回は放置された竹林を伐採して作った竹100%の用紙などもあり、加工によってはかなり良い紙になるエコ用紙もアピールしていた。鹿児島産の竹の様だ。加賀製紙はリサイクル用紙を作っており、板紙や心棒の材料などで接点があるかもしれません。先日発売され話題となっていた、村上春樹さんの『1Q84』のハードカバーの元となる材料も手がけたという。
そんな感じで紙について勉強する良い機会となる。
関係者で無くとも誰もが入場できる事もうれしい。
このペーパーショウは明日までやっているので、
興味があればぜひ行くべきであると思う。
また、日本各地においても同様の展示会があると思うので、
写真・絵画をやられている方にはオススメなので、
ぜひ、調べて足を運んでみてはどうだろうか。
PDFの普及や、iPadの発売などで紙媒体の業種が一気に弱くなる一方であるが、紙にしか無い良さはたくさんある。なので、本当は先週やっていた様な印刷機材展などと同時開催だとありがたい事もあり、こうした業種を盛り上げる一環となるのだが。
第39回 金沢ペーパーショウ
2010年6月11日(金)-13日(日) 9:00-17:00
石川県産業展示会館 3号館
企画・運営:株式会社 中島商店
石川県金沢市・石川県産業展示会館 3号館
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