2008年09月17日

Photomatix Pro 3.0 日本語版

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2008年8月8日にZORGさんより国内発売されたHDR(ハイダイナミックレンジ)制作ソフト「Photomatix Pro 3.0 日本語版」が発売され、ようやく自分もついに本格的に使用する機会が訪れました。
Photomatix Pro 3.0 は、フランスのHDRSoft社が開発した、簡単にHDRイメージの作成を楽しめる画像編集ソフトで、かなり多くのユーザーが使用しているそうです。
自分もZORGさんをはじめ、FLICKRなどといった多くの写真共有サイトなどで拝見し、とても興味を抱いていたのですが、英語に抵抗がある上に購入方法などがよく解らず断念しておりました。。。
以前、英語版のデモを試してみましたが、感覚のみで適当に使用したのと、デモの影響なのか、画質がかなり変な仕上がりになってしまい、いまいち本質をつかむに至りませんでした。
そこで今回はせっかく入手したので、当ブログでも色々試した結果をお伝えできればと思います。

まず、意気込む事は良いのですが、説明書を読む事が大変苦手な上に、いつもの子供の世話と嫁のパシリ&仕事上での調査や情報収集などで今日は本当に時間が足りません…orz
自分の様にまずは適当に体感して憶えるタイプの方が多いとみて、まず触ってみる事に…。本当に気軽に誰もがHDRを作成できるのか?
通常、Photoshopなどでは露出の異なる3枚以上の画像データを合成し、ダイナミック・レンジの広い画像を作成するのですが、このPhotomatix Pro 3.0は大変ありがたい事に1枚の写真から疑似HDRイメージを作る事ができるのです。これは手軽!
更に電塾セミナーなどから情報を収集すると、PhotoShopとは異なる独自のアルゴリズムで大変面白い画が作る事ができるとの事。
…長い文章は読むのも書くのも苦手なので、てっとりばやくまずは触ってみますw

20080916_01.JPG

これは先日、能登で適当に記録撮影してきた風力発電のある風景です。デジカメ側(Canon EOS KISS X2)の設定はほぼノーマルで、レンズは赤系などの色ぬけが今でも好評であるSIGMA AF28-80mm f3.5-5.6 U Macroを使用。RAW現像もほぼしない状態で、JPEG生撮り状態と同等の画像です。

20080916_02.JPG

上の画像をドラッグ&ドロップで「Photomatix Pro 3.0」で開き、「トーンマッピング」という項目の各種バーを感覚だけで触ってみる事に。モニタは残念ながらとっても安価な只のモニタなので、適当なのですが…少し遠慮がちに触ってもこれだけ変化が見られます。
あまり数値を上げ下げしたり、元の画像のISO感度が高いとノイズが多く発生するとの情報を得ていたので、まずは遠慮がちに作成しました。
結果、ノイズ感は思っていたものより小さいです。また、TIFFなど劣化しないフォーマットで保存後に他の画像処理ソフトでノイズを軽減すれば更に目立たなくなると思われます。

20080916_03.JPG

せっかくなのでもう一枚、先日撮影してきたカマキリ没画像を引っぱってきました。こちらはRAW現像の際にシャープネスや彩度などを少し触ってあります。いつも当ブログや各写真公開サイトでお見せしているものがこれです。

20080916_04.JPG

今度はヘヴィロックな音源MIX DOWNの如く、思い切ってガバ〜ッといじってみました!! …やりすぎてところどころ破損っぽい箇所もあるのですが、大袈裟な仕上がりの方がせっかくなので良いと思います。最後にHDR制作後、DPPにてノイズをディテールが壊れない程度で軽減してみました。

この様にHARDCORE PUNKの音源の様な「スタジオ一発録り」の様な感覚でも充分に楽しめる「Photomatix Pro 3.0」はやはりオススメの楽しいソフトです。…最初からいい加減で大変申し訳ないのですが、自分の様に最初はいい加減に使われる方が多いと思うので、今回は手軽さをお伝えいたしましたw

以後、数値の詳細・露出の異なった数枚での合成・DTPデザインでのCMYK再現など、自分の感覚的な情報を皆さんにお伝えできればと思っております。

なお、ZORGメンバーは10月31日までは期間限定特価9,800円(税込)で購入できるとの事。それ以降と一般価格は15,540円(税込) になります。

ダウンロード販売はこちらから(体験版あり)

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R10にせよ、EX-FH20にせよ、
かなり早い発売でとても追いつけません。。。
posted by yamanao999 at 01:01| 石川 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | design and DTP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も先日導入しまして目下練習中です。しかし上手に使いこなしてらっしゃいますね〜!さすがであります!
Posted by どりさま at 2008年09月17日 03:39
自分もお試し版を使ってみましたが、フォトショップになれているせいか、しっくりこないです。
3枚から合成するのには便利そうです。
でも3枚のあまりに違う露光状態の写真って撮ってないです。
+−1程度で3枚が関の山ですねぇ。
HDRを意識するならマニュアルで撮るくらいの露出幅がいるのかもしれませんね。
Posted by Taka at 2008年09月17日 11:52
どりさまさん・Takaさん>自分はまだ露出合成での処理を行っておらず、1枚からトーンマッピングで作成方法を試しているのですが、ワークフローの違いでノイズがかなり出てしまいますねぇ〜。下処理でノイズを除去してからPhotomatixで処理しないと結果は散々でした。。。このソフトを使う前提であらかじめ露出違いで数枚撮影して処理する方法の方が結果は良いのだと思われます。Takaさんがおっしゃる様に、ヒストグラムを頼りにかなり数値を変えて数枚撮影したものを合成し、その後の処置を行う方法が的確かもしれません。しかし、良く動く虫や乗り物、風でなびく植物の写真などは一枚でなんとかしたいところですね。プレビューの精度のクセや各スライダーの数値によるクセもまだつかめておらず、これから数日かけてじっくり試してみたいところです。操作はとても簡単ですが、理想の作品にしあげるにはもう少し研究しないといけませんねぇ…時間が足りません^^;
Posted by yamanao999 at 2008年09月17日 12:37
私は面倒なのが嫌いなので相変わらずJPEGの撮りっぱなしです。
1枚から処理できるのはよいですね。
yamanao999さんのこれからの使いこなしを楽しみにしています。
Posted by ポリプロピレン at 2008年09月17日 15:55
ポリプロピレンさん>1枚からのトーンマッピングはRAWじゃないと反応しませんでした...。以前、英語版のDEMOを会社で試用した際はPhotoshopのプラグインとして様々なフォーマットでできた記憶があったのですが。とりあえず、虫では多用するつもりはないのですが、色々使ってみようと思います。
Posted by yamanao999 at 2008年09月17日 21:59
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